【感想】バンブルビー
〇ストーリー
流石はトランスフォーマー最高傑作と言われてるだけあってストーリーは過去作品よりも優れてました。G1の世界感を真面目にやってるって感じです。あと、人間サイドのストーリーも2007年の映画1作目のように素晴らしい。なんならあれを越してましたね。まぁ、今回もまた設定の更新がありましたが…あと、少しトランスフォーマーシリーズのファンからすれば、かなり子ども向けなシナリオだったなと。多少グロテスクな描写はあったものの、ストーリーの全体像としては子供も安心して観れる作品って感じでもっとぶっ飛んだ下ネタ、過激な発言が欲しかったなとww
〇キャラクター
今までの作品と比べてトランスフォーマー達の登場キャラクター数が少ないです。トランスフォーマー第1作目はオートボット5体、ディセプティコン8体。今作ではオートボット2体、ディセプティコン3体と言った具合です。その分、キャラクター一人一人の個性が立っていてものすごく観やすかったです。あと、人間サイドも80年代という時代を思わせるキャラクターの設定で、色んな立場から"トランスフォーマー"という生命体を見ることに成功していました。もちろん、人間どうしの絡みも最高でしたが。
〇撮影、編集
トランスフォーマーシリーズと言ったらマイケル・ベイの爆発。今作は監督がトラヴィス・ナイトという事でさすがに爆発は無いか〜と思っていましたが、裏切られましたね。相変わらずの大☆爆☆発シーンもあって爽快です。(1部シーンはそこでそんなに爆薬使うか?と思いましたがw)あと、戦闘シーンの色の使い方が上手でしたよね。クライマックスシーンは夜のシーンなのですが、キャラクターが色鮮やかな事もあり、誰が誰とどう戦っているのかがしっかりと追えます。また、夜の暗い背景がそれを映えさせていてあそこの戦闘シーンは素晴らしかったです。
〇演技
公開前まではヘイリー・スタインフェルドの演技が凄いと話題になってたり、とにかくヘイリーの演技を楽しみにしていましたが、箱を開けたらびっくり仰天、メモ役のジョージ・レンデボーグ・Jrの演技がたまらなく良かったです。(オタクじゃない!!)ジョン・シナもギャップのある演技でこれまた大好きでしたねww
〇音楽
サントラはトランスフォーマーシリーズ史上最高の出来です。80年代のポップカルチャーが再流行しているこの世の中、どの曲もめちゃくちゃ良かったです。あと、エンドロールで流れたBring Me Backの80年代風アレンジがたまらなくかっこよかったです。あと、G1好きにはたまらない"あの"曲も流れましたからねww
〇まとめ
傑作揃いの3月公開の締めとなった今作も笑顔で映画館を出れる。そんな映画でしたね。1ヶ月後、どこまで落とされるか…とにかく、G1ネタもちょくちょく挟まれていたし、今までのシリーズ通り爆発てんこ盛り。トランスフォーマーファンにとってたまらない作品です!!