【感想】ルーム

めちゃくちゃよかったので勢いで感想

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⚪︎ストーリー

前半と後半では全く違った作風です。前半はサスペンスとホラー。後半はドラマ。そんな感じです。この作品の大まかなあらすじを言うと誘拐され監禁された女性とその監禁中に産まれた男の子がどのようにして監禁されている“へや”から脱出し、脱出後の葛藤などを描いた作品です。前半は“へや”での生活を描いているのですが、描写が精神的に怖いと思わせられました。男の子、ジャックは産まれてからその“へや”で暮らしていたので外の世界を知りません。外の世界を知らない恐ろしさを考えても、そこまで詳細には考えられません。でも、この映画では、その恐ろしさを考えさせられるようなリアルな描写があり、とても恐ろしかったです。後半もその恐ろしさが引き続かれているのですが、ベクトルが全然違います。見るもの、触れるもの、食べるもの、会う人…全てが初めてです。しかも、“へや”で会う(ママ以外の)唯一の人からは酷い扱いを受ける…その気持ちを考えるのが、恐怖心を煽られます。結末も、少し引っかかった点はありましたが、清々しくまとめられていて、気持ちよく見終えることができました。

 

⚪︎キャラクター

キャラクターに関してはメインの二人はもちろん、バァバや、あいつのキャラクターが個人的には好きでしたね。あいつのサイコパス的な思考はすごく恐ろしかったですが、もう少し、アクセントが欲しかったように思います。

 

⚪︎演技力

これは、すごいです。ママ役のブリーラーソンもさることながらジャック役のジェイコブトレンブレイの演技力がすごいです。最近はやりの心が読める心くんの数百倍はあります。(ブックオフなのに本ねぇーじゃん!!)怒りの演技から悲しそうな演技、怯える演技、子役でこれらの演技をこなすのはすごいです。ストーリーの項でも言った恐怖心もこの演技力あってのことだと思います。

 

⚪︎撮影・編集

撮影に関しては賛否両論ありそうですね。ジャックの視線を追うようにして撮影されているのですが、めちゃくちゃぶれます。個人的にはこの撮影方法好きなのですが、やはり恐怖心を煽られます。そして、初めて見る世界で何が何だかわからないと言う状況をうまく表現できてると思います。インフィニティウォーの音声解説で聞いたのですが、登場人物や視線に合わせてカメラを動かすのはみている側の緊張感や、恐怖心を煽ります。まさにこの作品がこれでした。

 

⚪︎音楽

音楽はそこまで多くは使われてはいません。本当に必要な場面でしか使われていないので音楽の使い方は上手でした。ただ、どんな音楽だったかと聞かれると…

 

⚪︎まとめ

とにかく、この映画は最高ってレベルでしたね。生涯ベストに入るくらい。(生涯ベスト映画に関してもブログに書こう…)今まで恐怖心をピックアップしましたが、全編通して感動できる映画です。後味も良くて鑑賞直後にこのブログを書いているのですが、所々思い出し泣きしそうなくらいですwとにかく百聞は一見にしかず!!これはいろんな人に布教します!!