【感想】ボヘミアン・ラプソディ(ネタバレ有)

まだまだレビューしないといけない映画がありますがあまりにも良かったので先にこの映画の感想を

 

○ストーリー 

この作品のストーリーの何がいいって主人公が人生のどん底に落とされる場面でとことん落ちた所。なぜこんなことを言うかというとグレイテストショーマンとの比較になってしまいますが、グレショはバーナムが落とされるは落とされるんですがなんか物足りなかったんですよね。でも今作は観客が鬱になるほど落としていたので最高でした。あと、多少の脚色はあったけど、むしろドラマチックになってたし、映画としてなら成功しています。

 

〇演技

今作の見せ場と言ってもいい演技力。フレディが生きている間に産まれてはいませんが、YouTubeとかで比較映像とか載っていてそれを見ると演技力の高さが恐ろしいです。なんたってロジャーとブライアンが認めてるくらいですからねw制作期間が長いだけあって役者さん1人1人が頑張ってる感じでした。

 

〇キャラクター

これは実話を元にしているので当たり前といえば当たり前ですが、Queenの4人を初め、劇中1分も出ていないようなキャラクターもしっかりと描かれていました。マイアミ、お父さん、ライブエイドでマイアミの隣に立ってたおっさん…とにかく1人1人がいいキャラクターです。よく闇のゲイとか呼ばれているポールなんかも確かに行動は酷いというか、クズいですけど、それもフレディに対する愛あってこそで…あと、これはリア友とも話したんですけど、メアリーが劇中で話が進む度に可愛くなって言ってますしねw

 

○音楽

音楽はもう最高ですね。複数回観ると気づくのはBGMが最低限でしか使われていないんですよね。Queenの楽曲を除けばビバの店内で流れていた曲と、オペラしか流れないんですよ。そしてQueenの楽曲も例えばSomebody To Loveなんかは「愛する人を探している」的な意味の歌詞があったと思うんですけど、これがジムに会う時に流れたり、とにかく音楽流すタイミングもバッチリでした。音楽の使い方に関しては2018年で1番上手だったように思います。

 

○撮影、編集技術

撮影はともかく、編集に関してはそこまでこだわっていないです。恐らく素人でも頑張れば出来るくらい。編集やってる人からすると物足りない感じもしますが、2回、3回と観る回数を重ねる度にそのこだわりすぎていない編集が好きになっていきます。音の入れるタイミングもなかなか癖があって良いです。癖というのは次のシーンの音声をトランジション(シーンが切り替わる効果)で入っていて個人的には結構好きでしたし、すんなり映像が入って来てきた気がします。

 

〇その他

今回はここで考察します。劇中フレディがメアリーにバイセクシャルを告白し、メアリーにゲイだと言われたシーン。あのシーンのあとメアリーは「辛いのはあなたが悪くないこと」と言います。これはフレディの性的な問題の事やポールの事も指しているかもしれませんが、個人的にこれはメアリー自身の事を指していると読み取りました。序盤、メアリーはフレディに女性服を「気にするわけ?」と言って勧めますが、この事を攻めているという考察です。

 

○まとめ

とにかく最高。そんな映画です。今のとこ通常上映以外ではIMAX応援上映、スクリーンXでみましたが、それぞれめちゃくちゃ楽しいです。IMAXWe will rock youが心臓の奥底まで響くし、応援上映なんかはライブエイドのシーンがたまらないですし、スクリーンXはWho wants to live foreverのシーンがうるっときます。このブログを見ている人はおそらく観てると思いますが、目指せ!!興行収入100億円!!!ということで有り金全部これに溶かすレベルで観にいきましょうww