【感想】ブラックパンサー
最近週一のペースで映画館に通ってるトランスフォーマー愛好家です。それでは、前回のグレイテストショーマンの後に劇場で見た映画三本の感想を三日連続でただひたすらに書きます。基本的にはネタバレ無しですが、まだ見てない方は一応、覚悟してください。
今年で10周年になるMCUですが、その10周年目最初の作品となっています。まず、率直な感想は「可もなく不可もなく」そんな感じです。字のごとく、決して最高と言うほどではなくとも最低とも言えないそんな感じです。良かった点から話すと、この韓国でのカーチェイスシーン
そこまで激しくはないけど自然と「かっけぇ」と思ってしまうようにスタイリッシュなアクション。個人的にはMCUの中でアクションシーンのランキングを付けたら上位に食い込みます。そして良かったのは音楽。今までのMCU作品全体的に言えることですが、音楽がそれぞれの作品、キャラクターにマッチした音楽で良かったのですが、今作でもそれが起こっています。そしてそれが、民族民謡のような音楽で、世界観が全然壊れていないというのが良かったです。良かった点の最後としては画面上での色使いが鮮やかだったこと。これは近年のMCU作品でよく見られますが、それはガーディアンズ・オブ・ギャラクシーやソー・バトルロイヤル等のコメディ要素が強い作品での事でした。でも、今作はどっちかと言えばシリアス路線。シリアスとカラフル、一見合いそうにないワードですが、見事に世界観を崩さずに綺麗に色を使っています。
それでは悪い点。悪い点としてはCGらしいCGだったこと。最近のCG技術は上がっているのを昨年公開されたトランスフォーマーやスターウォーズ、後に話すシェイプ・オブ・ウォーターで実感させられたのに、今作。特に最後のバトルシーンのCGがそれに比べると大分しょぼかったなと感じました。そして、もう一点あるとすれば最初に悪役の成り立ちを説明していること。最近のMCU作品、特にフェーズ3に入った頃からこれが多いような気がします。最初にそのようなシーンがあると「え?誰これ?」という疑問をしばらく引きずったまま見ることになり、中盤の回想シーン等でフラグを回収するので、それまでのストーリーに集中しにくいかなって思います。
最後にまとめると、「可もなく不可もなく」そんな映画です。あと、言い忘れてましたが、この映画はマイティ・ソー・バトルロイヤルでソーがコメディ枠になってしまい、シリアス枠が空いたがためにそのシリアス枠を埋めた映画のように感じました。
点数は87点