【感想】ぐらんぶる
本当は『日本沈没2020』の感想あげたいけど、やりたい方があるから先にこっちを
ストーリー
とにかくくだらない。もちろん良い意味で。終始笑って観てましたね。ただ、ちょっと残念だなって思ったのが結構事件を未解決のまま次の事件が起きるっていう展開が多かったように感じました。具体的に言うと主人公がとある理由で大学の同級生(?)に殺されかけるんですけど、それが殺されかけたカットで終わって次の場面になると言うどうやって和解したのか放るちょっと雑な感じになってましたね。 ただ、結構面白いのが終盤になってそれまでのセリフの真意がだんだんと明かになっていく描写があって今までの映画とはまた違った2回目以降も楽しめる要素でしたね。
キャラクター
主要人物やダイビングサークルの仲間たちの説明は印象的でしたが、大学の同級生についての説明がそこまで多くなかったのがちょっと残念でしたね。でも、キャラクターに振り当てられた役割がなかなかにユニークでしたね。とにかく脱ぎますからね。はい。普通の映画でやったら駄作になりかけない役割を平気で面白いと思わせるとんでもない感じでしたねw
演出
これにはこの作品を実写作品で公開した意味を感じましたね。ダイビングのシーンの海の美しさはアニメでも表現できますが、実写で表現することでリアルの良さを感じます。アニメだと確かに色鮮やかに描くことは可能ですし、きっとそっちの方がクリアな映像で観せることはできると思いますが、実写のリアルの美しさはよりインパクトを与えてきいます。
音楽
vamos!!bebebebebebe
まとめ
自分は原作知らずに観ましたけど、本当に終始笑える映画でした。とにかく某密林で力を手に入れたレッドとか某てんっっさい物理学者を演じた人がまさかこんな形で映画に出演していることの衝撃ですね。あと、所々にそれはセーフなのかと突っ込みたくなるようなオマージュネタがふんだんに盛り込まれていて、元気の出る映画でした。
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【感想】ストーリー・オブ・マイ・ライフ/私たちの若草物語
○ストーリー
言ってしまえば若草物語ですが、あえて原作を読まずに鑑賞しました。過去と現在を交互に描くというなかなか斬新な描き方がされていました。『タイタニック』などもそのような描かれ方がされていますがそれよりもかなり短いスパンで交差されていました。そして、ラストは一瞬胸糞エンドになるかと思わせますがそこから巻き返してハッピーエンドに落とし込んだのは面白かったです。
○キャラクター
とある4姉妹を主軸に多くの人との人生を描いた作品とあってそれぞれのキャラクターに個性がありました。例え4姉妹と言えども共通点ばかりをつけるのではなく、それぞれの特技や理想等を描き分けていたのも印象的です。
○音楽
この作品で一番良かった点ですね。全編を通してものすごく心地の良い軽快な音楽でした。また、映画という大音響とかなり相性が良くて、改めて映画館は良いと思わされました。また、どことなくサイレント映画時代のような映像に合わせた音楽のようにも感じました。
○演出
前述した過去と現在の描き方ですね。あそこでの演出を失敗すると今観ているのは過去なのか現在なのかわからないという現象が起こりかねないのですが、照明や衣装、ヘアセットなど で上手く描き分けられていた点で面白みがありました。
○まとめ
映画館の営業が再開して間も無くして公開された今作でしたが、このタイミングでの公開は大成功だったように感じます。鮮やかな衣装であったり、音響であったり、全てが映画館で体験してこその映画でした。ストーリーも笑いや感動があって改めて映画の良さを感じる作品でした。
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【感想】タイラー・レイク〜命の奪還〜
○ストーリー
個人的にこの手のアクション映画のストーリーはあまり期待していないのですが、この作品は思いっきり度肝を抜かれました。ただ単にミッションを遂行するというストーリーではなく、かなり家族についてのストーリーが描かれていたり、『勇気』をテーマに描かれているようにも感じました。そして終盤の衝撃。映画が始まってすぐに終盤の場面が映されるのですが、その先の展開で救いと絶望が一気に襲ってきます。そしてラストシーンではかなり面白い対比や考察を誘う演出がされていました。
○キャラクター
それぞれにかなり面白いキャラクター付けがされていました。特に親と子の繋がりを多くを語らずともバックグラウンドがわかるようになっていました。そして、ただ戦うだけじゃなくて家族のことを思うシーンもあったりで温かみを感じました。
○演出
ワンシーンで15分近くのワンカット(風)映像がすごいです。同じワンカット風映像を使った作品で『1917』がありますが、個人的にはあの映画よりも凄かった印象です。というのもカメラの裏側が全く気にならなりませんでした。それにわざとらしい物体への寄りがほとんど無かったように思いました。また、監督はサム・ハーグレヴですが、脚本、製作陣にルッソ兄弟がいるということで多少なりとも演出に関わっていると思うのですが、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の音声解説で話していた緊張感を持たせる演出が行われていたと思います。
○音楽
音楽の使い方でも緊張感を持たせていました。緊張感を持たせたいシーンでBGMを切り、環境温やSEを大きくすると銃声等のSEでかなりビビります。また、BGM自体も舞台がインドということでインドらしい音楽が使われていて、視覚と聴覚に「ここはインドだ」と訴えかけてきます。
○まとめ
ジョールッソ脚本ということで情報解禁されていた頃から楽しみにしていた作品ですが、期待値を遥かに超えてきました。ルッソ監督のインタビュー記事で「一度作った作品と同じような作品は作りたくない」のような事を言っていたのですが、これが見事に当てはまっています。『キャプテンアメリカ』や『アベンジャーズ』を手掛けている監督が今度は脚本家として血生臭い作品も作れるのは尊敬に値します。そして、久々(ホースソルジャー以来?)の笑いの少ないクリヘムがなかなかにかっこよかったですね。この作品は緊張感が終始張り巡らされていてかなりハラハラドキドキする映画でした。それに、ワンシーンに「勇敢」について話すシーンがあるのですが、そこを踏まえて全体を見るとかなり勇気をもらえた作品でした。このご時世劇場に行けず気が滅入りそうだったのでこう言ったストリーミングサービスとかで勇気をもらえる新作が公開されるのは改めてエンターテイメントの重要性が認識できます。この作品を観てstay home週間を乗り越えましょう!
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【感想】6アンダーグラウンド
○ストーリー
初っ端20分近くあるカーチェイスを観せられて、あっちこっちに話が飛ぶから最初の方は何がなんだかわかりませんでした。でも、世界で今実際に起きている事を突きつけられましたね。独裁政権のもとで暮らす人々の暮らしだったり、その暮らしを壊す描写がものすごく心に訴えかけられました。そしてこの映画のメイン6人のバックグラウンドも少しだけでも描かれていたのは面白かったです(ここが若干ストーリーを複雑にしていた感じはあるけど…)。そして終盤の革命を起こすシーンは国民がどれだけ不満を募っていたかがよく描かれていたと思います。
○キャラクター
この作品ではメインとなるキャラクターが多く、時間も二時間ちょい、しかも序盤の20分はカーチェイスなのでバックグラウンドの説明はあるものの掘り下げが結構ざっくりしています。ただ、そんな中でもキャラクター設定として優秀だったのがロヴァクとムラットの兄弟です。と言うのもこの二人はトゥルギスタンという国でどちらが政権を握るかというなか、二人が兄弟だというのに考えが正反対ということに面白さを感じました。実際の兄弟でここまで考え方が変わるとも思いませんが、逆に兄弟にすることでその考え方の違いがよく出ていたと思います。
○演出
どんな演出か?マイケルベイだよ。
○音楽
なんというかアウトローなダブステップ?的な雰囲気のある劇中歌が多く、劇中の雰囲気に合っていました。カーチェイスの迫力がそれによって増していましたし、ミッションシーンでのハラハラ感、ワクワク感をより引き立たせていたと思います。
○まとめ
デッドプールのライアンレイノルズとトランスフォーマー、アルマゲドンを手掛けたマイケルベイのタッグということもあってなかなかぶっとんだ作品でした。とにかく画面が終始派手。パルクールシーンはおそらくアクションカムを使っていると思いますが、それを見事に生かしてます。そしてマイケルベイお得意の爆発。いずれこの作品の爆発回数をカウントしてみたら面白いことになりそうです。Netflix限定配信なのでstay homeと言われているこの機会に鑑賞するのもおすすめです。
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【祝】トランスフォーマーアニメイテッド10周年!!
主が大のトランスフォーマー好きという事を覚えているのはどれくらいいるのでしょうか…
そんな自分がトランスフォーマーの中で一番好きなシリーズがアニメイテッドなんですが、そのトランスフォーマーアニメイテッドの日本放送開始日がちょうど10年前の2010年4月3日!
という事でこちらを紹介します!!!
TA01オプティマス・プライです!!!
流石にパッケージはありませんでしたが家に眠っていた他のアニメイテッドの玩具も背景に交えて紹介します!
まずはビークルモード。このシリーズの特徴としてメッキのように輝く塗装がされています。
ちなみに武器が荷台(劇中風に言えば消防車の後ろの方)になっていて取り外す事もできます。
これはアニメイテッドの玩具の一つの特徴で武器がビークルモードの時にエフェクトパーツだったり、マウントパーツとしての役割を果たしています。
では変形させます。
腰にあるこのスイッチを押すと自動展開で下半身が回転しながら変形します。
そして各部を展開して変形完了です。
顔のアップはこんな感じ
劇中は消防車に変形というだけあって消防士らしいメットに劇中さながらの人らしい顔がしっかり再現されています。そしてマスクオンの状態もきちんと再現できます。
これもなかなかの再現度。まさしく戦闘モードに入ってますね。
武器はアックスタイプとガンタイプの二つ。ガンタイプの武器は水鉄砲ギミック付きです。(自分の奴は水入れた時の栓が無くなったので使えませんが…)
???「レスキューファイアを呼んだ方がええんでない?」
???「それ違う番組だよ」
武器を持たせるとこんな感じ
ではポージングさせてみます。
レビューブログってこんな感じでいいのかわからないですが今回は(勝手に)メモリアル企画という事でそこは大目に見てください!アニメイテッドのマスターピス化を願って、ではでは!
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【感想】ハーレイクインの華麗なる覚醒
○ストーリー
期待以上の出来でも期待以下でもない期待通りの作品でした。結構ありきたり、というかデッドプールみたいな作品だなという感じです。確かにデッドプールに大きく影響はされているので面白いのですが、あの作品があそこまで成功したのは斬新な手法で描いた作品であって、それをブランド化できた事が大きな原因だと思っているので、今更影響された作品を出されても新鮮味みたいなのを感じられませんでしたね。でも、この作品は女性の力強さを色濃く表現されている作品でした。近年、多くの女性ヒーロー映画が公開されていますが、ほとんどはその能力を使ってとにかく、女性のカッコ良さを表しています。しかし、この作品では女性も男性と同じく活躍できるということが表されているシーンが多かったように思えます。
○キャラクター
それぞれに目標、志がはっきりと描かれていた印象です。そして、ハーレイクインというなかなかにぶっ飛んだキャラクターも上手く表現されていたと思います。ただ、悪役側の印象が少し弱かったように感じます。真の悪役はわかっているにも関わらずその裏にもっと強大な悪があるんじゃないかと思わせる描写がいくつかあるのでそこまで狂気的に感じられませんでした。
○音楽
汚れた世界を描いたジョーカーとは違って、汚れてキラキラしてる世界を描いてる作品というだけあってジョーカーのような緊張感を持たせるような音楽ではなくとにかく、ぶっ飛んだ明るいポップな音楽が多かったです。その中にもアウトローな雰囲気もあって世界観にバッチリとあっていました。ただ、音響編集をもう少し頑張って欲しかったです。パーティ会場でまともに面と向かって話せてる状況が不自然に感じられました。これはYouTubeで動画を上げてる方がスーサイドスクワッドのレビューで言ってた残念ポイントということもあり、この反省点が活きていないのが残念でした。
○撮影・編集
カメラワーク、特にラストでは回転台を上手く利用した撮影が印象的でした。画面の明るさとかもだいぶ改善されてきているように思えました。十分にキャラクターの動きが見えるし、その場面に合った色味を出せていたかなと思います。
○まとめ
総評するとなかなか面白い映画だったと思います。ただ、少し説明台詞が多かった印象です。というのもハーレイが易々と第四の壁を超えてくるのですが、それで場面の説明、巻き戻しまでされるので、少し途中から疲れてきたかなと思いはじめました。それに、アメコミ好きだけど全ては把握できていないという方は混乱すると思います。実際、自分がそうでしたね。デッドプールには第四の壁を超えられる能力はあるけど、ハーレイクインにはあったっけ?と観賞後になりました。おそらく、自分以外にもそんな人がいると思うので、もう少し上手く描いて欲しかったです。でも、マーゴット・ロビーの演技が本当に素晴らしかったです。スキャンダルやワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドとは違った役柄というのに全く面影を残さずに演技していました。
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【感想】架空OL日記
○ストーリー
この作品は特にこれと言ったストーリーは無く、本当に日記のような作品です。でも、脚本はさすがバカリズムが書いていると言うだけあって、映画というよりもコントみたいな雰囲気で終始笑えました。そして、ラストの衝撃。ギャグかと思ったらまさかまさかの展開で度肝を抜かれつつ、さすがバカリズムといった感じでした。
○キャラクター
基本的に銀行員しか出てきませんが恐ろしいほどにリアルで作り込まれていました。バカリズムが演じている私もなかなかクセの強いキャラクターでしたね。あと、ヘイトの向け方が結構独特でした。悪役だったり、憎まれ役を出すのではなく日常のあるあるの中で「こういう人腹たつわ〜」って感じの人を登場させてそこにヘイトを持っていく構造が面白かったですね。
○音楽
音楽はほとんどなかったかなと思います。でもそれが逆に日常感を演出されていたように感じました。劇中、カラオケで歌う曲もよく歌う曲を重視していたのが無駄に細かかったですね。
○撮影・編集
撮影はおそらくマルチカム手法で長回しをしているのかなって思いました。それを考えると意外と『冬時間のパリ』に近いものがあるかなって思います。ただ、ちょっとトランジションがtちょっとしつこいかなって感じもありました。
○まとめ
この作品を映画として捉えるとどうしても残念な評価になってしまうかもしれませんが、この作品をバカリズムのコントとして捉えるとかなり面白い作品になるんじゃないかと思います。そして全編通して本当にバカリズムらしさが大暴走しています。バカリズムがコントの中で披露する無駄に細かい豆知識、言葉を用いなくてもわかってしまうあるある等、とにかくバカリズムらしい作品になっていました。
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